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さまざまな規格

画像規格の『DICOM』と、文字規格の『HL7』の2つがあります。

DICOM(ダイコム)

DICOM=(Digital Imaging and Communication in Medicine)の略。
医用画像の画像規格及び通信規定を決める全世界共通の仕様のこと。
PACSと密接にかかわる。
基本的な部分でPart1からPart14まで広範囲の規格がある。
メーカーや機種の垣根を越えて医療画像機器を接続し、各種診断画像と付随情報を相互通信をすることを目的とし、米国放射線学会 (ACR) と北米電子機器工業会 (NEMA) が開発した医用画像の画像規格。事実上世界規格となっていたが、2006年にISOでも認められた。
医用画像では共通規格はDICOM1つのみ。メーカー独自の利用解釈はありますが、DICOMに準拠することで基本的にさまざまな相互通信が可能となる。
DICOMファイルをDICOM通信でやり取りする場合は、まず、検査機器とPACSメーカーでコンフォーマンスステートメントを確認。準拠するデータの対応部分がお互いに問題ないと確認できた場合は、DICOM通信が可能と判断する。実際のDICOM画像のやり取りでは、検査機器から送られる画像をPACS側で受信し、データベースへ保存する。そして必要に応じて画像をデータベースから呼び出し、TAG情報等を読み取って、DICOMビューワで表示する。

コンフォーマンスステートメント(適合宣言)

特定の製品のDICOM規格への準拠と適合範囲を宣言する文書。
DICOMは広範囲な規格を含んでいる。そのためDICOMでは、製品の機能や役割に応じて、必要な規格以外は対応しなくても良いことになっている。特定の製品が「DICOM準拠」となるために、DICOMの様々な規格の中で、どの部分に対応しているかはっきりさせる必要があるので、それを説明した文書を作成する。C/S(シーエス)と略されることが多い。

DICOMビューワ

DICOM画像を正しく読み取り、表示するための閲覧ソフト。

DICOM通信

DICOMファイルをやりとりするための通信プロトコル(約束事)を使った通信

DICOMファイル

検査機器が生成するDICOM画像のファイルフォーマット(書式)。
対応したビューワでしか開くことができない。

  • DICOM画像 :基本的に医用画像のみの情報を含む書式
  • DICOMDIR(ダイコムディーアイアール):主にCD-Rなどの外部書き出しのための書式
  • DICOM SR(ダイコムエスアール):画像ではなく、DICOM規格にのっとって数値データをやり取りするための書式。レポート等に数値を自動で読み取って入れるために用いる。

Tag(タグ)

DICOMのデータ本体に何が入っているかを示すための情報。
(0010,0010)というような、16進数の値で書かれる。
グループの値が偶数の場合は標準タグという。タグの意味がDICOM規格の辞書で決まっている。
グループの値が奇数の場合はプライベートタグという。標準タグで表示しきれない情報を書く場合に使う。ただし、第三者には解読できない情報となってしまう。

PDI(ピーディーアイ)

PDI=Portable Data for Imagingの略。
DICOM画像をオフラインで出力し、やり取りするための規約。
ネットワークにつながっていない状態(オフライン)で医療機関間で患者情報をCDやUSBでやり取りする場合に使われるIHEが作ったガイドライン。

HL7(エイチエルセブン)

HL7=Health Level Sevenの略。
文字形式による医療情報の交換のための標準規格。またその策定団体の名称。
HIS→RIS連携に関わる画像情報のDICOMに対し、HL7は文字(メッセージ)情報。
HISとRISの連携において、HL7が利用される。
たとえば、まず来院後、受付でHIS(診療予約システム等)を使って患者情報の確認、入力をする。
次に患者が医師の診察を受け、医師はHIS(オーダリングシステム等)を使って画像検査をオーダする。
検査オーダは HISからRIS(各科の部門システム)へ送られる。この時の連携で使用されるのはHL7の文字情報の標準規格である。
仕様としては現在Version2シリーズとVersion3シリーズが併存している。

IHE(アイエイチイー)

DICOMとHL7という既存の規格を使用して医療情報システムを統一的運用のためのガイドライン作成と普及を目指す運動。
1999年に北米放射線学会(RSNA)と医療情報管理システム協会(HIMSS)が中心となって始められた。
DICOMとHL7という既存の規格を使用して病院内での医療情報システムの統一的な運用を目指している。

JIRA(ジラ)

一般社団法人 日本画像医療システム工業会のこと。
業界標準推進、法規制・安全性問題に対し国内外で取り組む、医療画像システムの工業会。
国内外の医療用放射線機器関連の製造業、輸入業及び販売業が会員として参加している。

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